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【エックスサーバー利用】NextcloudでONLYOFFICEが開けない!原因を調べてみた

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エックスサーバーで運用しているNextcloudで、ExcelファイルをONLYOFFICEから開けない状態が、ここ数か月続いていました。

ファイルを開こうとすると、次のメッセージが表示されます。

ONLYOFFICEに接続できません。管理者に相談してください。

もともと、NextcloudやONLYOFFICEのアップデートに伴い、文書編集に使用している「Community Document Server」が新しいバージョンに対応しておらず、ONLYOFFICEを利用できない状態が続いていました。

そのため、Community Document Serverの対応版が公開されるのを待っていました。

その後、Nextcloudの新しいバージョンに対応した0.4.1が公開されたため、改善を期待してアップデートしましたが、残念ながらExcelファイルを開くことができませんでした。

そこで今回、ChatGPTにも相談しながら、エラーの原因を詳しく調べてみることにしました。

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使用している環境

今回の環境は以下のとおりです。

項目使用環境
レンタルサーバーエックスサーバー(共用サーバー)
Nextcloud35.0.2
Community Document Server0.4.1
文書編集アプリONLYOFFICE

Nextcloudは、ファイルを保存・共有できるオンラインストレージです。

ONLYOFFICEを組み合わせることで、ExcelやWordなどのファイルをブラウザ上で開いたり、編集したりできます。

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1. ONLYOFFICEの設定を確認

まず、Nextcloudの「管理者設定 → ONLYOFFICE」を確認しました。

すると、シークレットキーの設定を求める警告が表示されていました。

シークレットキーとは、NextcloudとONLYOFFICEの通信を安全に行うために使用するものです。
ただし、今回使用している「Community Document Server」は、一般的な独立したONLYOFFICEサーバーとは仕組みが異なり、シークレットキーを設定する必要はありません。

公式の説明でも、Community Document Serverを利用する場合は、シークレットキーなどの設定項目を空欄にするよう案内されています。

そのため、今回表示されている警告は、Excelファイルが開けない直接の原因ではないと考えられます。
そこで、ほかに原因がないか調べてみることにしました。

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2. Community Document Serverの動作確認

次に、Community Document Serverが正常に動作しているか確認しました。

まず、Community Document Serverには、基本的な動作状態を確認するための「healthcheck」という機能があります。
これは、サーバーが正常に応答できるかを確認するためのもので、ブラウザから専用のURLにアクセスするだけで結果を確認できます。

確認するには、ブラウザのアドレス欄に次のURLを入力します。

https://自分のドメイン/index.php/apps/documentserver_community/healthcheck

※「自分のドメイン」の部分は、利用しているNextcloudのドメインに置き換えます。また、環境によっては「index.php」が不要な場合もあります。

正常に応答した場合は、画面に次のように表示されます。

true

今回の環境でも「true」と表示されました。
これは、Community Document Serverが基本的な要求に応答できていることを意味します。
しかし、「true」と表示されたからといって、ExcelやWordの編集機能まで正常に動作しているとは限りません。
実際、今回の環境では「true」と表示されているにもかかわらず、Excelファイルを開くことができませんでした。

そこで、次にONLYOFFICEの編集画面に必要なプログラムが正常に読み込まれているか確認してみました。

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3. エラーログを調べてみた

次に、Nextcloudの「管理者設定 → ログ」を確認しました。

最初に見つかったのは、次のエラーです。

fclose(): supplied resource is not a valid stream resource

これは、プログラムの処理中に発生したエラーですが、この内容だけでは具体的な原因までは分かりませんでした。

そこで、さらに同じ時刻のログを調べたところ、次のエラーも記録されていました。

Error while testing x2t binary

「x2t」は、ONLYOFFICEがExcelやWordなどのファイルを処理するために使用するプログラムです。
このエラーは、そのプログラムの動作確認に失敗したことを示しています。

さらに、詳細なログには次のような記録がありました。

GLIBC_2.29 not found
GLIBC_2.34 not found
GLIBC_2.35 not found
GLIBCXX_3.4.26 not found

※実際のエラーログから、分かりやすいように一部を抜粋しています。

「GLIBC」や「GLIBCXX」は、Linuxサーバーでプログラムを動かすために必要なシステムライブラリ(基本的なプログラム部品)に関係するものです。
「not found」は、必要なバージョンが見つからないことを意味します。

つまり、ONLYOFFICEの文書処理に必要なシステムライブラリのバージョンが、現在のサーバー環境では不足していることが分かりました。

このエラーが、今回の問題の原因を特定する重要な手掛かりとなりました。

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4. 原因はサーバー環境との互換性?

GLIBCとは、Linuxサーバーでプログラムを動かすために必要な、基本的なシステム部品のようなものです。

今回のエラーを簡単に説明すると、次のような状態です。

  • ONLYOFFICEのプログラムは、比較的新しいシステム部品を必要としている。
  • 現在利用しているサーバーには、必要なバージョンが用意されていない。
  • そのため、ONLYOFFICEの文書処理プログラムが正常に起動できない。

つまり、Community Document Server 0.4.1に含まれるプログラムと、現在のエックスサーバーの実行環境が合っていないことが原因と考えられます。

また、エックスサーバーのPHP設定を確認し、WAF(不正なアクセスを防ぐセキュリティ機能)の影響についても検討しました。
しかし、今回のエラーログには、必要なシステムライブラリのバージョンが見つからないことが記録されているため、PHPやWAFの設定変更だけでは解決できないと考えられます。

そのため、現在のサーバー環境で対応できる方法があるのか、エックスサーバーに確認することにしました。

5. 現在、エックスサーバーに問い合わせ中

今回の問題は、NextcloudやONLYOFFICEの設定を変更するだけでは解決できないようです。

一般的な共用レンタルサーバーでは、利用者がサーバーの基本的なシステムを自由に更新することはできません。
そこで現在、エックスサーバーのサポートに問い合わせて、必要なシステムライブラリを利用できる方法がないか確認しています。

もし現在のサーバー環境では対応が難しい場合は、ONLYOFFICEを別のサーバーで動かすなど、ほかの方法も検討する必要がありそうです。

さいごに

ここ数か月、NextcloudでONLYOFFICEが使えない状態が続いていました。

Community Document Serverの対応版が公開されるのを待ち、0.4.1へのアップデートで改善されることを期待していましたが、残念ながら解決には至りませんでした。

今回、改めてエラーログを調査したことで、Community Document Serverの文書処理プログラムに必要なシステムライブラリのバージョンが、現在のサーバー環境では不足していることが分かりました。

2026年10月29日時点では、まだExcelファイルを開ける状態には復旧していません。

現在、エックスサーバーのサポートに問い合わせ中です。回答があり、何か進展がありましたら、この記事に追記したいと思います。

同じようにNextcloudでONLYOFFICEが開けずに困っている方の参考になれば幸いです。

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