Nexrcloud バージョン31が 2/25 にリリースされたようですが、アップデートしようかどうか悩んでいたのですがアップデートすることにしました。今回はテスト用に使っているNextcloudで先に試してから問題がなければ実用版もアップデートしようと思います。
気になるのは、アップデートしたらOnlyoffieが問題なく使えるようになるかどうかだったのですが、残念ながら状況は変わらず、むしろ悪くなってしまいました。
Onlyofficeは別として、アップデート後の警告への対処方法を忘備録として残すことにしましたので、これからアップデートを行う方の少しでも参考になれば幸いです。
Nextcloud31にアップデート後、Onlyofficeが起動しなくなる場合があるようです。
試しに、Onlyofficeのバージョン9.5を入れるとエラー画面になり、またバージョン9.7にしたところOnlyofficeの設定画面で保存を押すと警告が表示されOnlyofficeを起動することが出来なくなっています。
全ての方が同じような状況になるかどうかは分かりませんが、Onlyofficeを使用するのであればアップデートはしばらく待った方がいいかもしれません。
見慣れない警告が大量に
アップデートする際には、いつも同じ警告内容が表示されるのですが、今回は赤枠のように見慣れない大量の警告が出ていました。
赤枠以外の毎回表示される警告は過去の記事と同様に対処していきます。
今回は赤枠の部分についてです。
記載されている内容を見ると、各データベースのフォーマットをDynamicに変更しなさい。というもののようです。

さっそく赤枠のに記載されているデータベースのフォーマット変更をしていきたいと思います。
phpMyAdminでデータベース フォーマットを変更
今回もエックスサーバーのサーバーパネルよりphpMyAdminを起動して変更をしていきます。
起動するには、ユーザー名とパスワードが必要です。
忘れた方は、Nextcouldをインストールしたダイレクトリーにあるフォルダー”Config”にある”config.php”ファイルで確認することが出来ます。
対象となるデータベースを左側のリストより選択、次に右画面の上にあるタブ一覧より”操作”を選択し、下の方にある”ROW_FORMAT”で”DYNAMIC"を選択し右下の”実行”を押せば完了です。

これを一件一件行うことになります。
ただ、よく見ると100件ぐらいあったので、一括で行う方法はないかと調べてらありました!
SQLで一括変更
左に表示されている一番上のデータベース名を選択し、右の画面 左上にある”SQL”タブを選択します。
すると下に入力画面が表示されるので、変更を行いたい内容を赤枠のリストのように張り付けて、下にある”実行”をクリックすれば完了です。

変更を行う内容のリストは、下記のような感じです。
ALTER TABLE oc_accounts ROW_FORMAT=DYNAMIC;
ALTER TABLE oc_accounts_data ROW_FORMAT=DYNAMIC;
ALTER TABLE oc_activity ROW_FORMAT=DYNAMIC;
ALTER TABLE oc_activity_mq ROW_FORMAT=DYNAMIC;
ALTER TABLE oc_whats_new ROW_FORMAT=DYNAMIC;
(同じように、警告に表示されたテーブルをすべて記載する)
黄色い部分が警告で表示されたデータベース名となります。
今回、件数が多かったのであらかじめエクセルでリストを作成し張り付けて実行することにしました。
(リストをエクセルに取込み、”AFTER TABLE”と”ROW_FORMAT=DYNAMIC;”を前後に結合して作成)
これで消せる警告は全て対処できました。
相変わらず3つはどうしようもなく残ったままですが...。
さいごに
今回のアップデートで、Onlyofficeが使えなくなってしまいました。
問題は、NextcloudにインストールしているComunity Document Serverの問題のようです。
現在のバージョンが0.1.20で、最後に更新されたのが 2024年11月なのですが、Nextcloud31にはまだ対応していないようです。そのためOnlyofficeも動かなくなったようです。
Nexcloud30まではOnlyoffice バージョン9.5で使うことが出来ていたのですがちょっと残念です。
これからNexcloud 31にアップデートを検討している方は、ご注意ください。
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