広告をランダムに表示させる”AdRotate Banner Manager”を使ってみた。 

AdRotate-install ワードプレス関連
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今までは広告を表示させるのにCocoonの”アフリエイトタッグ”とGYPSEEさん作成のプラグイン”ABテスト”を使って広告をランダムに表示をさせていました。しかし、PHPのバージョンを上げたところ、PHP警告が表示されるようになってしまいました。また、GYPSEEの”ABテスト”の開発もすでに終了しているようなので代わりになるものはないかといろいろと調べた結果、”AdRotate Banner Manager”を使うことにしました。
プラグインなしでPHPの記述等の記事もあったのですが、手軽に管理ができるということでこのプラグインを使うことに決めました。
せっかくなので使い方や設定方法を忘備録として残すことにしました。
広告やコンテンツをランダムに表示させたいと考えている方の少しでも参考になればうれしいです。

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AdRotate Banner Managerの特徴

無料版と有料版がありますが、ここでは無料版について大きな特徴を上げておきます。
・簡単なインターフェースで広告管理が直感的で操作しやすい
・広告やコンテンツの開始日、終了日の設定が可能でスケジュール管理ができる
・複数の広告等をグループ別にランダム表示が可能
・簡単な広告のクリックやインプレッションの統計を管理画面で確認することが可能
・ショートコードで広告を挿入することが好きな場所の配置できる
・広告の種類は、バナー広告、テキスト広告やスクリプト広告(JavaScriptを含む広告)もサポート

有料版はさらに機能が追加されますが、無料版の機能でも十分使えます。
また詳しい機能説明等はデベロッパーサイトに掲載されているマニュアル(英語のみ)を参考ください。

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インストールと設定

早速インストールしていきたいと思います。
新規プラグインを追加より”AdRotate Banner Manager”で検索を行い、インストール・有効化を行います。

AdRotate-install

有効化が出来たら設定へ。

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基本設定

インストールし有効にすると左のメニューバーに”AdRotate”の項目が表示されます。
サブメニューの一番下の設定から基本設定を行います。

AdRotate-Settings1

General設定

まず初めに”General”から設定してい行きますが、ほとんど変更するところはありませんん。
”Load scripts in footer?”にチェックマークが入っていることを確認。
  Javascriptsをfooterで読み込むようにするためです。

AdRotate-Settings2

Notifications設定

続いて”Notifications”ですが、ここでも確認のみになります。
赤枠のところにチェックが入っていることを確認。
ただし、ダッシュボードやその他の編集画面で警告メッセージを表示したくない場合にはチェックを外します。
期限切れの広告やもうすぐ期限が切れるものがある場合に警告が表示されます。
赤枠以外のEメール通知等は有料版のみになっているため選択ができないようにグレー表示となっています。

AdRotate-Settings3

Statistics設定

続いて”Statistics(統計)”ですが、ここも何も変更せずに赤枠のところの確認のみです。

AdRotate-Settings4

①の”How to track stats”については無料版の場合は、AdRotateによる統計を行うか、無効化のみのになります。その他の選択は有料版のみです。

②の”Impression timer”について、デフォルト設定を使用すると、インプレッションは 60 秒ごとにカウントされます 。そのため平均の滞在時間が長い場合に60秒よりも大きな数字に変更することによってより正確な数値が得られるそうです。通常はこのままで問題ないと思います。

③の”Click timer”は、86400 秒 (24 時間)がディフォルトになっています。この機能は主にクリック詐欺対処のためとのことで、変更はする必要はないそうです。 

次に、”Geo Targeting”ですが、これは有料版のみの機能となりため変更はできません。

次に、Access Roles”ですが、特に変更する必要はないです。
ただし複数のユーザーで管理をしている場合には、変更する必要があるかもしれませんね。

AdRotate-Settings6

次に、Miscellaneous”ですが、これも特に変更する必要はないと思います。

AdRotate-Settings7

① Widget alignment…ウィジェットがテーマのサイドバーに揃わない場合にチェックを入れる。ただし必ず機能するとは限らない?

②Widget padding…ウィジェット内の広告の周囲にあるパディング(空白スペース)を削除する。これも必ず機能するとは限らない?

③W3 Total Caching…W3 Total Cachingプラグインを使用している場合にチェックを入れる

④Borlabs Cache…Borlabs Cacheプラグインを使用している場合にチェックを入れる

Maintenanceについて

最後に、”Maintenance”ですが、ここではエラーや広告の掲載状況、プラグインのバージョンを確認するところとなっています。

AdRotate-Settings8

① Check adverts…最新情報を確認する

②Unfiltered HTML..ほとんどの場合、この警告が表示されるのではないでしょうか。 JavaScript 広告が機能するために必要な権限に関するもののようです。対象方法は下に記載していますのでご参考ください。

③Background tasks…広告の期限切れなどの自動タスクが機能していないなどの時にタスクをリセット。

② Unfiltered HTML 警告の対処方法

Your website's current setup does not allow for unfiltered code to be used in adverts.
This is required for javascript adverts to work. To enable this you need to set the DISALLOW_UNFILTERED_HTML definition to 'true' in your wp-config.php file.

この警告について、
そのままにしておいても特に問題はないようですが、気になる方は参考ください。

ワードプレスには、テキスト フィールドで特定のコードや属性の使用を無効にするセキュリティ機能があり、悪意のあるコードによるクロス サイト スクリプティング (XSS) 攻撃を防ぐため、コードがフィルターされ一部の種類の広告が作成で気なく場合があることを意味します。
このフィルターを無効にするには、編集者、管理者、「Unfiltered HTML」の使用を許可する必要があります。
対処方法としてはwp-config.phpに”DISALLOW_UNFILTERED_HTML”を定義することになります。
サイトのルート ディレクトリにある”wp-config.php”の58行目あたりの”define….”のある行の最後に下記を追記します。

define('DISALLOW_UNFILTERED_HTML', false);

こんな感じにのところです。

UNFILTERED_HTML

これで”Unfiltered HTML”の項目に表示されていた警告が “Allowed“に変わったと思います。
変わっていない場合は、①Check advertsをクリックし更新してみてください。

これで基本設定は終わりとなります。

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広告作成

広告の管理・作成は、AdRotateのメニュー”Manage Adverts”から行います。
初めに表示されるのが管理画面となります。

AdRotate_Adverts1

①コンテンツ管理画面のメニューになります。
メニューを日本語に訳すと、管理画面、広告コード自動作成、広告作成、有料版へアップグレード。

②Adverts that need attention
このセクションは、注意が必要なコンテンツの警告が色分けされたリストが表示されています。

それぞれのセクションにBulk Actionのプルダウンリストがあります。内容は…掲載停止、削除、統計数のリセット、7日~1年の期間延長があり、ここで選択したコンテンツを一括変更が可能となっています。

③ 色分けされたリストの警告内容です。
Configuration errors 設定に問題あり、 Expires soon もうすぐ期限切れ、 Expired 期限切れ

④Active Adverts
現在、有効なコンテンツのリストです。
Bulk Actionの内容は…掲載停止、削除、統計数のリセット、7日~1年の期間延長
リストされているコンテンツの右にある項目は、表示回数、クリック数等の統計が表示されています。

⑤Disabled Adverts
現在、無効となっているコンテンツ。
Bulk Actionの内容は…再掲載、削除、統計数のリセット

広告の作成

赤枠の”New Advert”をクリックして広告を作成します。

AdRotate_Adverts2

①Name
広告の名前を記入。この名前が管理画面に表示されるので分かりやすい名前を付けるといいです。

②AdCode
htmlコードがある場合にはここに貼付けをします。
また、緑の枠のサンプルコードをクリックすると枠の中にサンプルコードが貼付けされるので、URLなど必要な部分を変更する。
また、パターンやCocoonアフィリエイトタグのショートコード等にも対応しています。(ただし統計には数値が反映されなくなります)
htmlコードが分からないまたはめんどくさい?場合には ”Advert Generator”を使用して作成することもできます。

③Banner asset
広告の画像を選択します。
Select Bannerをクリックするとワードプレスのメディア ライブラリから選択でします
またはBanner folderからも選択可能(Banner folderについて

④Statistics
チェックを入れると表示回数やクリック数の統計を取るか否か

⑤Activate
コンテンツを有効にするか無効にするか選択

次に、①Schedule your advertで広告の掲載期間を設定します。

AdRotate_Adverts3

②Usage
ここでは何もする必要ありませんが、ショートコードを使って掲載する場合に、表示されているショートコードをコピーして使用することが出来来ます。

③Select Groups
ランダムに表示させたい広告グループの選択ができます。
グループはあらかじめ作成する必要があります。(グループ作成

そして最後に”Save Advert”をクリックして保存したら完了です。
保存したら管理画面に戻るので、作成した広告をクリックして確認をします。

AdRotate_Adverts3a

表示されている画像をクリックするとリンクへ移動するのでも違いがないか必ず確認をするようにして下さい。

AdRotateのメニューから”Manage Media”を選択するとメディアの管理画面が表示されます。

AdRotate_media

Upload new file
①のファイルを選択でアップロードしたい画像を選択します。

②Available files in ‘/banners’にアップロードした画像のリストが表示されます。
※ ”Create folder”とありますが、新規フォルダを作成することはできますが、無料版では機能しないようです。新規作成のフォルダにアップロードした画像はコンテンツ作成の際、選択することが出来ないようです。
無料版はディフォルトの ”banner”フォルダのみが使用可能のようです。

リンクアドレスはあるけれどHTMLコード記述が分からない、めんどくさいという場合に使えます?
入力するのは、”Target website”にアドレスを入力するだけです。

Generate_Advert_Code

青枠の”Banner image”は、画像がBanner folderにある場合、ここから選択が可能です。
赤枠の”Target window”は新しいウィンドウでリンクを開くかどうかです。ディフォルトでチェックが入っています。
さいごに下の”Generate and Configure Advert”をクリックするとHTMLコードが完成です。
完成したHTMLコードが広告作成画面に表示されますので、引き続き画像、期間等の設定を行うことになります。

グループ作成

コンテンツをランダム表示させるためのグループを作成します。
グループはテーマ別、アフリエイト別などいろいろなグループを作成可能です。
AdRotateのメニュー”Manage Groups”からを選択すると管理画面が表示されます。

AdRotate_Groups1

Bulk Actionで選択できるのは、グループを削除、またはグループとグループに紐づけされた広告を削除となります。
リストされているグループの右にある項目は、グループに紐づけされている広告数、表示回数、クリック数等の統計が表示されます。

グループ作成

グループの作成は管理画面のメニューに表示されている”Add New”をクリックすると作成画面が表示されます。

AdRotate_Groups

① Name
管理画面に表示されるので分かりやすい名前を付けるといいです。

② Mode
ランダム表示させるコンテンツの設定になります。
ディフォルトはページを読みこんだ際に一つのコンテンツだけを表示させる。
または、数秒ごとにコンテンツをランダム表示させる、複数のコンテンツを一度に表示させるの選択ができます。

③ Advert size
コンテンツの表示される最大サイズを指定することが出来ます。あらかじめ画像サイズが設定されているのであれば数字の代わりに”AUTO”でも問題ないようです。

④ Block size
Modeで複数のコンテンツを一度に表示させるを選択した場合に、列と行にいくつ表示させるかを設定するところです。

⑤ Repeat impressions
数秒ごとにコンテンツをランダム表示を選択した場合、何秒ごとにランダム表示させるかの設定を行うところです。

Usageについて

ここでは作成しているグループのショートコードとHTMLコードが表示されています。

AdRotate_Groups3

Advancedについて

ここは特に変更する必要はないと思います。コンテンツの外側の透明領域の指定、コンテンツの位置指定です。ディフォルトではテーマに依存するようになっています。他には有料版でのオプションとなります。

Post Injectionについて

ここでどこにコンテンツをどのページのどの部分に表示させたいか指定することが出来きますが、
ショートコードを使用して表示させる方が分かりやすいと思います。
ここではウィジェトは有料版のみの対応となっていますが、ショートコードを使えばウィジェトでの使用は可能です。

Select advertsについて

下の赤枠に作成した全てのコンテンツ一覧が表示されています。
グループ化したいものを選んで”Save Group”で保存すれば完了です。

AdRotate_Groups2

これでコンテンツのグループ作成は終了です。

統計分析

左のAdRotateのメニューから”Statistics”を選択すると簡単な統計を確認することが出来ます。

AdRotate_Statistics

パターンやCocoonアフィリエイトタグ等のショートコードで作成したコンテンツは数値に反映されません。

有料版の機能

左のAdRotateのメニューにある”Manage Schedules”は有料版のメニューになります。
曜日を指定したりより細かなスケジュール設定ができるようです。

AdRotate_Pro1

余談ですが、プラグイン”Widget Visibility Time Scheduler”を使えば有料版の機能、曜日ごとにランダム表示させるとは可能ですね。

コンテンツの掲載

作成したコンテンツの掲載ですが、Usageに掲載されているショートコードを使って掲載する方法と使用できるウィジェット一覧に表示されている”AdRotate”から追加設定する方法があります。

ウィジェットで追加をした場合には青枠のところを設定するだけとなります。

AdRotate_widget1

青枠のTypeについては、個別コンテンツかグループコンテンツかの選択となります。
IDについては管理の左端に表示されているIDまたはショートコードに表示されている番号となります。

さいごに

AdRotate Banner Managerは広告だけではなくあらゆるコンテンツに対しても対応可能のです。
また、コンテンツの設定にはショートコードも使えるので応用範囲が広がりますね。
無料版でも十分な機能を備えているので、ランダム表示をさせたいのであればとても使いやすいプラグインだと思います。
広告等のランダム表示を考えている方はぜひお試しください。

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